ギャンブル依存症の536万人の8割がパチンコという衝撃

ギャンブル依存症は536万人もいるとされ、その8割がパチンコ依存症というデータがあるそうだ。

もちろん、パチンコによる経済効果はあるものの、逆に経済損失も無視できないと言える。これだけ多くの人が依存しているとなると経済損失の方を重要視した方がいいようにも思う。（成人人口の20人に1人にもなる）

こういったデータを受けて、本来ならばギャンブル性を下げるなどの対策が必要だと思われるが、現実にはギャンブル性の高い機種が増えているように感じる。出玉スピードも以前に比べて飛躍的に早くなり、射幸性が高くなっているのではないか。1時間で10箱積むようなことは数年前まで無理だったが、今の機種では普通にありえる。比較的ギャンブル性が低いと言われる甘デジも同じ傾向にある。

結局のところ、お客さんに人気のある機種はこういったギャンブル性の高いものになってしまう。業界としてはお客さんの意向に反してでもギャンブル性を抑えるべきなのだろうが、現実には逆になっているようだ。

それでは政府からの動きはどうなのか？多少なりとも自民党内部からパチンコを考える動きが出ているようだ。パチンコを合法化して売り上げの1%の税金をかけるような案もあるらしい。できれば進めて欲しいが、業界や業界と密接な関係にある警察からの反発によりなかなか難しいのだろう。

そして、マスコミ、パチンコによる問題をしっかりと指摘し、パチンコを規制するべきという論調のマスコミはほとんどない。宣言広告を多くもらうマスコミには期待できないのであろう。

今後、パチンコ業界は変われないのだろうか？ちょっと寂しいような気がする。

（参考）
ギャンブル依存症の8割が「パチンコ依存」 国内400万人以上に疑いあり〈週刊朝日〉